(スマホ)  最終更新日 : 2012/08/01   



 淡交フィルの第50回定期演奏会が、7月22日(日)に
「ティアラこうとう」大ホールで 開催されました。
今回は 初共演となる 田代詞生さん を 指揮者に迎えての演奏会でした。
最初の顔合わせ練習日は さすがに戸惑いの連続でしたが、練習を重ねる
うちに 共有する空間が少しずつ増え、本番では 田代先生の想いをかなり
表現できたのではないかと思っています。  先生の その人懐っこい性格
も幸いして、団員も次第に 親しみを感じるようになりました。

演奏会の演目を紹介  
演奏会の演目を紹介

 そして その成果は本番前日のゲネプロ(総練習)で突然現れました。 
 田代先生 は、アンコール曲の 「雷鳴と電光」 を練習しようとした時に、コンサー
トマスター (田口智之・76回) に声をかけて「あなたが演奏と指揮を一緒にやり
ませんか」 というアイデアを提案しました。
 当然のことながら コンサートマスターは 驚天動地の心境だったようですが、
伝統あるオーケストラの代表という 立場から 断る訳にも行かず、即座に引き受け、
弾きながらの指揮を 無事にこなしました。
「これは行ける!」ということで本番に臨んだところ、これがお客様に大受けでした。
 アンケート結果を見ると、このパフォーマンスを伴う 軽快な曲のお陰で、会場は
大いに 盛り上がったようです。

☆ コ ン サ ー ト マ ス タ ー が 演 奏 と 指 揮 を と っ た シ ー ン ☆ 
☆ コンサートマスターが演奏と指揮をとったシーン ☆

 演奏全体を通しても、演奏技術が向上したのか、これまでにないほど好評でした。
 田代先生には 演奏会後のレセプション、更には二次会、三次会まで参加して頂き
ました。
 卒業生指揮者の新田ユリさんが多忙のため 淡交フィルの指揮がままならない現状
の中、淡交フィルの実力を理解したうえで指揮してくれる、心強い客演指揮者が また
一人増えました。
 なお、当日の演奏曲は、ワーグナーの 「ローエングリン」 第3幕への前奏曲、
メンデルスゾーン の 「真夏の夜の夢」(抜粋)、シューマンの交響曲第3番
「ライン」、そして アンコール として J・シュトラウスのポルカ「雷鳴と電光」、
最後は"一番上手"といわれる 十八番の 「校歌」 でした。
   ご来場いただきました淡交会会員の皆様方、本当にありがとうございました。

 今回は団員の参加がかなり少なかったこともあり、入場者は540名余りと、ここ
数年では最低でした。 
次回第51回定期演奏会 (2013.1.20=かつしかシンフォニーヒルズ指揮:新田ユリ )
には、 多くの会員の皆様方が ご来場されることを願っています。

淡交フィルハーモニー管弦楽団 団長 軽部信雄(64回)