淡交会 会報 第76号 「寄稿」の欄 より 転載 
  (スマホ対応)  作成日:2016/06/08   
  ■   三中、両国高校に感謝
  私の人生を振り返ると、昭和20年から26年までお世話になった都立三中、 両国高校抜きでは語れない。 大学を卒業してから33年余 無事国家公務員を勤め上げたのも、 6年間の諸先生、諸先輩、同期の諸兄から学んだ知識・経験が 根底にあってのことと思う。
  国漢が苦手な私は、研究室で試験管に向かっている姿を夢想していた。 しかし、 貧乏で世間知らずの私は、研究費がないから 理科系はだめと思った。 高校1年、 新聞部に入り、福島、横山(いずれも故人)などの 知遇を得たほか、多くの友人から 専門的で広範な知識をもらった。 これからが 私の血肉となり、学生、社会人としての 人生 (他人は「出世街道」という)をつつがなく歩ませてくれたものと思う。
  三中、両国高校に感謝し、そちらへ足を向けては眠れない(古い!)。 そして 今でも当時の仲間と 毎月 麻雀に興じている。

  吉岡 博之 (48回)        
(淡交会報 第76号より 転載)      
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