作成日 : 2013/02/27 by HA   

 平成26年 淡交会新年会が、さる2月9日(日)、江東区の アンフェリシオン にて、前日の大雪にもかかわらず 約100名の 出席者を得て開催されました。
 毎年恒例になっておりますが、、今回は、61回、71回、81回、91回、101回の 卒業生が受付、司会、 そして、懇親会での お楽しみ抽選会を 運営いたしました。

☆  会  場  の  受  付  風  景  ☆ 
☆ 会 場 の 受 付 風 景 ☆


 新年会は 三宅章郎さん (61回) の 総合司会で 始まりました。

☆  総  合  司  会  の  三  宅  章  郎  さ  ん  ☆ 
☆ 総 合 司 会 の 三 宅 章 郎 さ ん ☆

 寺澤会長 (60回) は就任以来 7ヶ月で実行してきた具体的な事柄3件、「学校側との意志の疎通を図り、学校側が 本当にして欲しい支援に 迅速に対応することであります。 現在、会員の皆様にお願いしております 海外ホームステイ支援募金が まさにこの趣旨であります。」、「若い世代の会員に 如何に淡交会に目を向けて頂くか ということであります。 淡交会HPに "書き込み掲示板" 欄 を新設致しました。 情報を 淡交会報とHPで 一方的に発信するのではなく、双方向性にして行きたい と考えました。」、「財務会計の透明化を図り、これまで別会計であった 資料室の会計も 一般会計として組込みなど 実施致しました。」 と 強く述べました。

☆  熱  く  語  る  寺  澤  会  長  ☆ 
☆ 熱 く 語 る 寺 澤 会 長 ☆

 大井俊博学校長は 藤井副校長、渋谷副校長 と共に出席され 「中高一貫教育を通じて、生徒、教職員が一体となった努力の結果、現役での国公立大学合格率は 都立の進学校でトップクラスの成果を上げました。」、さらに「グローバル社会を生き抜くリーダーの育成に、海外語学研修を この夏に 中学3年生全員に 米国ユタ州プロボ市 (全米で一番治安が良い 大学都市) で 本校始まって以来の ホームステイを実施致します。 淡交会の皆様方からは 日頃、物心両面で種々お世話になっておりますが、この趣旨をご理解の上 引き続き温かいご支援を賜りますよう お願い申し上げます。」 と 述べました。


☆  ご  挨  拶  の  大  井  学  校  長  ☆ 
☆ ご 挨 拶 の 大 井 学 校 長 ☆

  

 鳥海征次 (60回) 事務局長は、今年度新卒業生の全員が 淡交会会員になることを 承知したことを報告し、学校側に厚くお礼を述べました。 また、淡交会の皆様には、今回初めての ホームステイの支援資金が 徐々に集まって来ていることを報告し、継続的な支援のお願いと 感謝の意を表しました。


☆  報  告  し  て  い  る  鳥  海  事  務  局  長  ☆ 
☆ 報 告 し て い る 鳥 海 事 務 局 長 ☆





 新年会のハイライトとして 日の出運輸企業(株)社長であり 全国47都道府県で ただ一人の女性トラック協会会長が 「秋田と私」と題し、講演を行いました。  「高校時代に 山岳部とハンドボール部で活躍し、ドンキホーテではないが、苗字の栗田から ファイタークリ と 異名を頂いていました。 
         
 三年生の時、両親が離婚し、母が 建築会社を引き継いたものの 母が亡くなり、卒業後、機械の据え付けなどの事業を継続すべく 努力しました。 この間 明治大学2部に通学をもしましたが、結局、会社は人に譲り、母の故郷 秋田の能代市に移り住みました。」と 一気に語りました。
         
 「米代川の河口の 能代市で 日の出運輸(株) を買収し、主に 秋田杉などの材木を運搬し、かなりの 荒々しい事業を展開しておりました。 東京に 直接運び込むことを思いつき 営業を致しますと 売り上げが伸び、更に帰り便の利用で利益が大きくなりました。
         
 この時代はまだ法律が緩く、運輸認可は 緑ナンバーでしたが、当社は 白ナンバーで営業しておりましたところ、ついに主人が逮捕されたこともありました。 また山形・福島の県境の栗子峠でも スピード運搬(周りから恐れられていた)をし、何人かの人命を失いましたが、今では優良運輸企業となっております。 その償いの意味で給付制奨学育英会を設立し 継続しております。」と 謙虚に述べられました。
         
 「それほど前ではありませんが、私は言葉の大切さを学びました。 山形新幹線での 弁当売りの人で、一番の売り上げる方は 山形弁を流暢に話されることを耳にしました。 秋田の人と馴染めない私は 今までは 東京人の姿勢で対応していたのだと 強く反省しました。 秋田弁を勉強したお蔭で 秋田の方々と良き関係が出来ました。」と 反省の弁を述べました。
         
 「ともあれ 秋田の発展にどのように寄与するか 常日頃考えております中、指定管理者をやっている秋田港のセオリン(シンボルタワー) の隣に 商業施設 ベイパラダイスを建て、さらに、秋田県の援助で 白神山の水、秋田こまち、いぶりがっこ(燻製沢庵)、稲庭うどんや乾物などの 輸出に携わり、少しでも 秋田県に寄与したいと思い、努力を継続している 昨今です。」と 同時に 「是非皆様、秋田にも良い名所がたくさんありますのでお越し願います。」 と 訴え、波瀾万丈の人生を語りました。 "(万雷の拍手)"
         
 尚、後刻、懇親会の出席者から 「こういう中小企業家の生の声が聴きたかった。」、 「バイタリティーに驚いた。」、「凄い女性がいるものだ。」 等 聞かれましたので 付記いたします。

☆ 波 瀾 万 丈 の 人 生 を 語 る 嶋 田 康 子 さ ん ☆ 
☆ 波瀾万丈の人生を語る嶋田康子さん ☆
☆  講  演  会  場  の  様  子  ☆ 
☆ 講 演 会 場 の 様 子 ☆

【" 講演内容の映像は このリンク表示にてクリックして ご覧になれます、 動画1時間です "】







 第2幕 「懇親会」 では、鈴木 猛さん (61回) が 司会を務め、淡交クインテットの演奏から 始まりました。
 淡交フィル団長の 軽部信雄さん (64回) の 挨拶の後、バイオリンは 影山 梢さん (98回)、 影山英将さん (101回)、 ビオラが 塚本直司さん(96回)、 太田みのりさん (109回)、そしてチェロの 岡 伸太郎さん (81回) の 5名の団員が 演奏いたしました。
 曲目は モーツアルト作曲 弦楽五重奏曲 第1番 第3楽章 「メヌエット」 及び、早川正昭 ( 淡交フィル創設者:49回 ) 作曲 バロック風日本の四季 冬 第3楽章で 素晴らしい音色により 会場の皆様の心が 和みました。

ヘッドフォン等で 演奏映像を お聴き下さい

☆  淡  交  ク  イ  ン  テ  ッ  ト  の  演  奏  風  景  ☆ 
☆ 淡交クインテットの演奏風景 ☆

 懇親会の乾杯は 小泉宗孝相談役 (52回) が 行い、各テーブルでは 同期同志はもとより、先輩・後輩、学校関係者と共に 談笑の輪が広がりました。



☆ 乾 杯 の 音 頭 を と る 小 泉 宗 孝 相 談 役 ☆ 
☆ 乾杯の音頭をとる小泉宗孝相談役 ☆
☆  和  や  か  な  懇  親  会  風  景  ☆ 
☆ 和 や か な 懇 親 会 風 景 ☆

☆  お  世  話  役  の  6  1  回  の  皆  さ  ん  ☆ 
☆ お 世 話 役 の 6 1 回 の 皆 さ ん ☆

 今回の抽選会は 淡交会員と 関係者の 皆様のご厚意で 「ハズレなし」 で お楽しみ が 出席者全員に いきわたりました。 大変 なごやかな内に 抽選会が終了いたしました。

抽 選 を 取 り 仕 切 る 須 貝 克 己 さ ん (61回) と 岩 倉 幸 子 さ ん (61回)  
☆ 抽選を取り仕切る 須貝克己さん
(61回) と岩倉幸子さん (61回) ☆






 桑村益夫さん(50回)の指揮で、出席者全員で 校歌を斉唱。
 大床副会長(60回)の閉会挨拶 と 三本締めで 閉会となりました。


☆ 校 歌 斉 唱 の 指 揮 を と る 桑 村 益 夫 さ ん ☆ 
☆ 校歌斉唱の指揮をとる桑村益夫さん ☆
☆  大  床  副  会  長  の  三  本  締  め  ☆ 
☆ 大 床 副 会 長 の 三 本 締 め ☆


なお、来る7月13日 (日) の 総会と 来春の 新年会の 運営担当は、62回、72回、82回、92回、102回 と なりますので よろしく お願いいたします。

記 載 : 淡交会 事務局