両国祭の 淡交会 展示開場に掲示の 会長挨拶文を 事前に紹介致します。        2014/ 9/ 6   

  ごあいさつ 

  本日は両国祭にご来場いただき、誠にありがとうございます。
  両国高校は明治34 (1901)年に創立していますので、20世紀と共に誕生し、
 今年で114年の歴史をもつ伝統校です。 この長い歴史の中で本校を巣立った
 卒業生は社会の各方面で活躍しています。
  今年は世界に羽ばたいて活躍した山本喜誉司さんと斎藤鎮男さん、そして
 現在も 活躍中の関野吉晴さん、三人の国際貢献、外交、冒険の内容を展示
 することにしました。
  皆さんご存知のように、日本国憲法の前文には 次のように記されています。
  「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想
 を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
 われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
  この「決意」を具体的に実行するにはどうしたら良いでしょう。
 「言うは易く行うは難し」で、自分が何をしたら良いのか 途方に暮れてしま
 います。 今回、採り上げた三人の方々は、全く別の事柄に取り組んではおり
 ますが、皆さん 国際的に活躍し、また、現在も活躍しています。
  今回の 淡交会資料室委員会の展示は 国際的な相互の理解と友好について、
 若い皆さんが考えて行く時に、参考にして頂くことを目的に 企画しました。
  その苦労の足跡をご覧くださり、何かの参考になれば、こんなに嬉しい
 ことはありません。
  また、淡交会環境委員会は、今年で4回目となる 「環境とエネルギー展」
 で、環境委員メンバーが 日常活動を通じて感じている 地球環境や日本のエネ
 ルギー問題への 危機意識に基づき、当事者意識を持って この課題に取り
 組み、本気になってライフスタイルを変革するよう提言しています。
  これまで私たちは原子力や火力から電気エネルギーを生み出し、それを利用
 することで生活を成り立たせ、豊かにしてきました。
  今やエネルギー問題を考えることは、“私たちの生活”そのものを考える
 ことに等しいことと思います。 私たちは今、大きな選択に迫られています。
  今回の展示をご覧になった皆さんが 当事者意識を持たれる一助となれば
 嬉しい限りです。
                        平成26年9月13日
                 都立両国高等学校同窓会 淡交会
                        会長 寺澤 捷年 (60回)

やまもと き よ し さいとう しずお せ き の よしはる (「両国祭」淡交会展示室に掲示する 会長のご挨拶を紹介 ) てらさわ かつとし