" 平成30年度 理事・評議員会報告 "     (スマホ対応) 作成日 : 2019/05/30 by AM    

 平成31年度理事・評議員会が、4月19日(金)午後6時より、両国高等学校・附属中学校の会議室において、 49名の出席のもとに開催された。
 淡交会からは、大床正晃副会長、植村昭三副会長、小泉宗孝相談役、常任理事、各回の理事・評議員、事務局員が出席した。
学校からは、鯨岡廣隆校長、小林正人副校長、杉森共和副校長(附属中学)、谷村聡経営企画室長、酒井誠教諭(81回)、 阿部雄大教諭(109回)が出席された。

☆ ☆ (左から)鯨岡校長、小林高校副校長、杉森中学副校長、谷村経営企画室長 ☆ ☆
☆ 学校側の先生方 ☆

 大床副会長の挨拶に続き、鯨岡校長からご出席の先生方の紹介があったのち、「この春の卒業生(116回生)は、 大学進学に関しては例年にも勝るよい結果を残した。
また、学校の設備面では、この6月までに体育館の空調設備を設置することになっている。
体育館は災害時の避難所としても活用される可能性があるので、それに対処するためでもある。
 一方、2年後の令和3年7月17日に、学校創立120周年記念式典を開催予定であり、今年度はその準備に入る。
 学校の生徒募集に関しては、本校は今の中学1年生が高校へ進学する時点で、高校からの入学者を取らず、全員が中学からの入学者になる」 とのお話をいただいた。
 続いて、阿部先生から、本日出席の新理事・評議員(116回生)5名の名前が順次呼ばれ、それぞれ自己紹介があった。

☆ ☆ 会 議 の 様 子 ☆ ☆
☆ 会議の様子 ☆

 審議事項

 議事は大床副会長を議長として進められた。
 矢澤弘道事務局次長から以下の議題について、資料に基づき、報告並びに説明があった。

@ 平成30年度事業報告並びに決算(案)の審議

 昨年6月の総会では、チンパンジーの「アイちゃん」の研究でも有名な松沢哲郎京大特別教授(66回)の「心の進化を探る〜はじめての霊長類学〜」 と題する講演があって、出席者数も230名と大盛会であった。
また、今年2月の新年会は、講演会の代わりにピアノ演奏などのアトラクション中心の楽しい会であった。
 常任理事会は計3回、理事・評議員会は4月に1回開催したのは例年どおり。
 委員会活動は、会報委員会が「淡交会報」80号、81号の発行、資料室委員会と環境委員会は、9月の両国祭において、それぞれ「芥川龍之介、 堀辰雄、立原道造三人展〜府立三中が生んだ文学系譜」、および「地球環境とエネルギーを考える・第8弾」と題する展示を実施した。
さらに環境委員会は、2月に「第6回環境セミナー」を開催した。WEB委員会は、HPの更新・管理、および「会報」とタイアップして 会報記事のHPへの掲載を精力的に実施した。
 東京校歌祭は、11月に杉並公会堂で開催され、38名が参加した。
 母校の教育活動支援も例年通り継続した。中学生の海外語学研修には、28名に対して、合計84万円という例年を大幅に上回る援助を行った。

 決算については、会費収入が約40万円、新入会費と入会金が約30万円予算を下回り、総会費が約37万円、海外ホームステイ(語学研修)の 補助額が約54万円予算をオーバーした。
これに対して、経常支出は34万円ほど予算を下回り、経常収入の寄付金や海外ホームステイ支援募金額が予算を上回った。
 その結果、収支差額は41万円のマイナスとなった。

議題@に関しては、全会一致で承認された。

A 監査報告

4月15日に行われた佐藤良之監事、末益弘幸監事による 平成30年度の淡交会会計監査の結果は、全会一致で承認された。

B 平成31年度事業計画(案)並びに予算案の審議

 事業計画はほぼ例年通りである。
 今年の総会、来年の新年会の幹事は、67回生がつとめる。ここで、出席している67回生4名の挨拶があった。

 予算案は、支出を極力切り詰めたが、物価上昇もあって34万円の赤字予算となった。
 今年度も会費収入は依然として厳しいことが予想される。しかも、郵便振込みの手数料アップによって、 振込み手数料は淡交会が負担するため、これだけで会費収入は約10万円減少する。
しかしながら、今年度予算では会費収入を昨年実績より10万円ほど多く見込んでいる。何とか努力して会費収入アップにつなげたい。
 新入会員会費、入会金については前年実績より30万円強多く見込んだ。
また、淡交後援会会計繰入金について、前年の50万円から20万円増額して、70万円をお願いした。
 支出に関しては、諸手数料を約20万円、消耗品費を、パソコンの買い替え予定があるため約11万円、それぞれ前年実績よりアップした。
 淡交会報発行費は、諸経費がアップしていることを考慮して、前年実績より約20万円増額した。
 また、卒業生に贈呈する卒業証書ホルダーとコサージュの代金を教育奨励費から卒業記念品費に費目替えした。  

ここで次のような提言があった。
「寄付金を増やすための企画を工夫することが必要である。例えば寄付者氏名に寄付金額を入れて淡交会報に掲載することもしてよいと思う」

議題Bに関しては、全会一致で承認された。

C 役員改選について

役員改選について以下の案が報告され、全会一致で承認された。

会 長退任寺澤捷年(60回)
新任 大澤秀利(66回)
副会長 退任 大床正晃(60回)
退任 植村昭三(62回)
新任 加藤 清(66回)
新任 塚本一夫(73回)
監 事 退任 末益弘幸(74回)
留任 佐藤良之(63回)
新任 青木秀樹(66回)
相談役 就任 寺澤捷年(60回)
顧 問 就任 大床正晃(60回)
就任 植村昭三(62回)

D 本年度総会について

総会は、6月23日(日)に、67回生が幹事をつとめ開催される。詳細は5月に発行される淡交会報をご覧願う。

総会については全会一致で承認された。

 報告事項

@ 奨学金等について

 このところ4年間、新たな奨学金の貸し付けは発生していない。
 現行の貸し付け型から給付型に変えることを検討することが必要かとも考えられる。
 海外ホームステイ支援については、平成26年度から30年度まで、各年それぞれ10名、12名、4名、6名、28名に支援を実施してきた。
募金の現有残高(繰越金)は、皆様のご協力のお蔭で340万円に達している。

A 淡交会教育奨励金(援助金)会計報告

 阿部先生(109回)から、資料に基づき淡交会教育奨励金の会計に関して報告があった。
 また、海外ホームステイについては、『昨年度生徒に同行したが、生徒たちにとって大変貴重な体験であるということが実感できた』 とのお話があった。

☆ ☆ 海外ホームステイについて報告する阿部先生 ☆ ☆
☆ 報告する阿部先生 ☆

以 上   

淡交会事務局